背中にきびの症状には次のような4つの特徴が見られます。
背中にきびの症状で一番悩みと言われているのがかゆみを伴うことが多いことです。普通、顔にできるにきびにはかゆみがないですが、背中にきびは人によって血が出るまで掻きむしりたくなるほどのかゆみがあることが多いのです。
背中にきびが悪化すると、乾燥肌になった皮膚がやがて炎症がひどくなったり膿物が出たりするようになります。この段階であればかゆみみはそう大したことはないのですが、ここでついつい背中をかいてしまっていると、肌がダメージを受けて弱くなってしまい、どんどんかゆみが連鎖的に広がってしまうのです。
背中にきびも普通のにきびと同様に、かいてしまうと治った後も跡が残りやすくなってしまいますので注意しましょう。
普通のにきびでも、先端が黄色くなったり赤くなったりするものがありますが、背中にきびにも皮膚が赤紫色になってしまうタイプがあります。この赤みがかった皮膚になってしまうのは背中にきびの大きな特徴です。
この赤身を伴うにきびを東洋医学では「お血型」と呼び、血液がドロドロと汚れたり血流が悪くなると起こると考えられています。さらにこの「お血型」は「気滞血お」「気虚血お」「痰お互結型」に分けられ、それらのいくつかが重なりあって症状を引き起こしていると言われています。
この赤みのある背中にきびについてもシャンプーの洗い残しがないように留意したり、汗をかいたらこまめに拭きとることが大切です。
背中にきびにおいて痛みを感じるというのはかなり炎症がひどくなってしまっている段階です。さらに、化膿してしまったために痛みを伴っていることも多いです。
痛みを感じるほど背中にきびであれば素直に医療機関で診察してもらうことをおすすめします。そのまま放置しておくと最悪の場合切開しなければならないこともあるので、すぐに皮膚科に行きましょう。
背中にきびで痛みだけでなく熱感じを伴うような症状のことを、特に東洋医学的な用語で「脾胃湿熱型にきび」と呼ぶことがあります。 思春期のにきびにはこのタイプが多いです。原因はホルモンバランスの乱れによるものと考えられています。
また漢方では体内の余分な「熱」が皮膚に症状として現れていると考えています。甘いものを控えたり刺激の強い食べ物を控えるとよいです。また、アルコールの取り過ぎも背中にきびを悪化させますので控えましょう。